★ 大黄(だいおう) ★

煎剤、丸剤、散剤、0.5〜10g。6.4g (3〜30g) 。粉末を用いる際は一回分量0.7〜1.4g、1日1〜3回とする。煎用する場合は長時間煮沸しないようにする。処方体質によっては大黄を酒蒸し、酒浸したものを用いることがある。これは修治の一つで、酒によって寒を緩め大黄のもつ強い薬性をおさえるものです。大黄は服用量、体質および症状条件によってその作用に著しい差異があるから、服用に際しては十分な注意が必要です。本来大黄の効能は毒の排除であり、瀉下作用はその一部にすぎないので、単なる下剤でもない。
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