林下山参は野山参の種を山林に植えて自然成長させ、成熟後その種を再び山林に植えて15年以上経って収穫します。
このような林下山参は育つ年数も短く、虫やネズミの被害も少なく、また林地を使用している時間も短いため、価格はそれほど高くありません。市場にも多く出回っています。
林下野山参は国が鑑定します。参齢30年以上の林下山参のことを林下野山参と言います。
野山参と同じ生育環境で長い間成長すると野山参と薬理成分がほとんど変わらなくなります。参齢30年以上の林下野山参の薬理効果は野山参とほぼ同じです。
林下野山参は生育年数が長く病害や虫害などの被害が多く、特に人参独特の病気「錆病」が多く発生します。一旦発生すると計り知れないほどの損害を招きます。
林下野山参は産量が少なく、薬理効果は林下山参や移山参より高いので価格は高いです。
林下野山参の特徴は頭が長く大きくはっきりしています。体には横の紋が強く出ています。重量は軽いですが、見た目は比較的大きいです。一本、大体4〜5g前後です。
林下野山参は生育年数が長く、野外の環境に適応できる能力を身に付けています。自分で雨水のコントロールをします。雨水の多い時は吐き出し、雨水が少ない時は水分を保存します。体は海綿状組織(スポンジ状)をしていて、断面は密度は低く不規則な綿状をしています。
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