男性の方へ・EDの克服
ED(勃起機能の低下)もあなた一人の問題ではありません。パートナーにも大きな影響を与えています。あなたが悩んでいる以上にパートナーもそのことを気にかけているかもしれません。EDの治療を受ける際には、パートナーの理解を得ることも大切なことです。なかなか話しづらいことかもしれませんが、まず、勇気を出して自分の悩みをパートナーに打ち明けましょう。恥ずかしがらずに今の状況を正直に伝えることが肝心です。自分のためだけでなく、二人のために治療を望んでいることも伝える必要があります。きっとパートナーもあなたの気持ちをわかってくれることでしょう。EDは、誰にでも起こり得る病気で、しかも多くの場合、治療が可能です。ED を克服して、パートナーとのコミュニケーションを改善し、人生をより豊かなものにしましょう。
(1) |
常に勃起を達成し、維持させることに自信がありますか… |
(2) |
勃起した際は、常に挿入可能な硬さになりますか… |
(3) |
性行為が終わるまで、常に勃起を維持することができますか… |
(4) |
勃起を達成し、維持させる能力について満足していますか… | |
※以上の質問のうちひとつでも「いいえ」があれば、EDもしくはED予備軍の可能性があります。 |
EDの原因は、糖尿病や腎臓病、前立腺炎などの病気による「器質性」と、ストレスなどによる 精神的なもの、加齢によるもの、不規則な生活による生活習慣的なものを合わせた 「心因性」があります。若い人のインポテンツは、ほとんどが心因性といわれ、 ストレス・コンプレックスや飲酒・喫煙・食生活・睡眠不足・運動不足などが原因に あげられています。
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器質性 |
(20%) |
心因性 |
(80%) |
・糖尿病、高血圧症、心臓病など ペニスの血管に影響を及ぼし、十分な血液が 流入しないため。 |
・ストレスやコンプレックスなど 精神的なもの |
・前立腺や脊髄神経の損傷 中枢神経とペニスの神経に影響。 |
・飲酒、喫煙、睡眠不足、運動不足、 食生活など、生活習慣的なもの |
・EDを引き起こす薬物 一部の降圧剤やうつ病治療薬の副作用として。 |
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ご自分がED又はED予備軍と判断されても、器質性によるものか心因性によるものかよく 解らないという方も多いと思われます。そこで、どちらかを見分ける方法をご紹介しましょう。 |
<スタンプ法> 就寝時に、ミシン目から切り離していない切手を陰茎に貼り付ける方法です。 勃起が起きると切手が 切れるので、睡眠中に勃起があったかどうかが分かります。 一般的に、夜間の勃起は心理的影響を受 けずに起きるため、この現象があれば器質性障害は ないと考えられます。ただし、一晩では正確では ないので、3晩続けるとかなりの精度で 分かるようです。この方法を考えたアメリカの医師は泌尿器学会賞を受けたそうです。 |  |
ペニスは、普段はだらりとぶら下がっています。セックス時など性的な刺激を受けると 大きく膨張し、硬くなり、そそり立つもので、これが勃起です。 これは脳が性的刺激を受ける(ペニス中のcGMPという化学物質が分泌される)ことにより、 動脈から血液が海綿体に流れ込むのです。健全な男性の場合、硬くなった海綿体が ペニスの静脈を圧 迫し、血液の流出が抑えられ勃起が持続するのですが、インポテンスの場合、cGMPの分泌量が少ないか、cGMPを破壊する酵素( PDE5)の分泌量が多すぎるため勃起に必要な血液が流れ出してしまうのです。このように勃起は、視覚、聴覚、臭覚触覚によって、脳の性欲中枢が刺激されることにより起こるのです。 「朝立ち」は普通の勃起とは異なります。これは眠っている間に膀胱の尿がたまり、膨くらんだ膀胱が勃起中枢を刺激するためです。
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