天仙液単独投与消化器系がんの臨床データ
中国北京、吉林、天津ほか、30以上の医療機関が696例の食道ガン、胃ガン、腸ガンに天仙液投与の臨床試験を行った。その評価分析は、ガンの安定期間が中国の暫定的な治療評価基 準において有効とされる症例が620例もあったほか、末期の肺ガン、肝臓ガン、甲状腺腫瘍、乳ガンなどにも有効率が高いことがわかった(グラフ1参照)。
グラフ1 天仙液単独使用による末期がんの治療効果

有効率(%)
◎図2 典型病例
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肺がん 天仙液治療前 |
肺がん 天仙液治療後 |
手術と併用による食道がん臨床治療デ−タ
手術前の食道ガン患者に天仙液を投与して手術で切除した48例案を病理組織学的に観察したところ、ガン組織内とガン細胞周囲に大量のリンパ細胞浸潤が見られ、ガン細胞の壊死や肝細胞核と形質細胞の退化が確認された。臨床デ−タから天仙液が免疫機能を著しく増強することがわかった。
天仙液投与後の手術で腫瘍周辺の組織がやわらかくなり、容易に剥離したことによって、ガン除去手術が順調に進んだ症例も見られた。また天仙液の生体免疫機能の増強力により、ガンの切除手術を行ったものの、まだ腫瘍組織が残っているケ−スや転移 したケ−スで手術の治療に効果が得られ、臨床デ−タから手術の治療に効果が得られ、臨床デ−タから手術後にガン再発率は69%から25%にまで、44%(ポイント)下がったことがわかった。
天仙液と放射線療法の併用によるガンの臨床治療
それぞれの程度が異なる放射線治療に天仙液を併用し、中期と末期の食道ガン患者の臨床治療を行った。臨床デ−タより、天仙液と併用による有効率が高いことが確認された。つまり、 天仙液が食道ガンに対し優れた抑制作用を示すといえる(グラフ2参照)。
または天仙液と放射線療法の併用により、放射線治療による白血球減少や脱毛などの副作用を軽減することがわかった(表10とグラフ3参照)。
グラフ2 天仙液+放射線治療の併用と単独放射線による食道ガンの治療効果比較

グラフ2の説明
デ−タ1: |
「天仙液900cc+半量のDT4000cgy照射」と「放射線単独、半量のDT4000cg照射」の有効率。 |
デ−タ2: |
「天仙液1350cc+半量のDT4000cgy照射」と「放射線単独、半量のDT6000cgy〜7500cgy照射」の有効率。 |
デ−タ3: |
「天仙液1350cc+全量のDT6000cgy〜7500cgy照射」と「放射線単独、全量のDT6000cgy〜7500cgy照射」の有効率。 |
デ−タ4: |
「天仙液900cc+全量のDT4000cgy照射」と「放射線単独、全量のDT4000cgy照射」による中・末期食道ガン治療効果。 |
◎表10 天仙液による放射線治療で生じる副作用の減少率(%)
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悪心嘔吐 |
脱毛 |
粘膜炎 |
白血球減少 |
血小板減少 |
ヘモグロビン減少 |
(%) |
82.3 |
79.3 |
83.6 |
93.7 |
98.1 |
88.5 |
◎グラフ3
天仙液による放射線治療で生じる副作用の減少率(%)
天仙液と化学療法の併用によるガンの臨床治療天仙液投与群と非投与群を設け、天仙液と抗ガン剤との併用で、中期と末期の食道ガンに対する治療効果を観察した。この結果、天仙液は抗ガン剤の短期の治療効果を高めることが できた。特に食道ガンに対する高い治愈効果を見られた(表11参照)。同時に抗ガン剤がもたらす骨髄抑制などの副作用を著しく低下させたこたがわかった。また、天仙液と抗ガン剤と の併用による臨床研究のなかで、最も重視すべきことは天仙液の併用で肺ガンとリンパ腫に極めて顕著に短期的な緩和が示されたことで、長期的な治療効果については、現在臨床観察 中である。この実験で、天仙液と化学治療併用により食道ガンは治癒率を25%(ポイント)高めることができた。
◎表11 天仙液+抗がん剤の併用と抗がん剤単独
による食道がんの治療効果比較
治療方法 |
総有効率(%) |
天仙液+抗がん剤 |
79.2 |
抗がん剤単独 |
57.2 |
天仙液の副作用
臨床試験で天仙液を20ml/回投与したとき、約3%の患者に胃部不快感、食欲不振などの症状が見られたが、一般的な対症治療で正常に回復した。その後の継続投与には影響がなかった。また、天仙液を単独した例のうち、肝臓、腎臓、心臓、肺、造血系統、その他の臓器や器官への障害は1例も見られなかった。